盛男がゆく

生きること、それは日々を告白していくことだろう

軽視

そもそもインフルエンザを甘く見ていた。

この季節になると必ずテレビで騒ぎだす学級閉鎖等の映像を見て、

「風邪に毛が生えたぐらいだろう」「大袈裟な!他に事件がないのか?テレビも暇だな・・・」

しかし、実際は違った。その症状はかなり苦しいものだった。

発症から終息の48時間の戦いを体験した。

熱も大そうなモノであったが、何よりも痛みだ。

頭の中にはエイリアンの卵を産みつけられ。

体中の水分は吸い取られた。(フルタイム加湿器を入れていたが全く効かない)

節々(関節)には悪魔が棲みつき時折自爆した。(普段の風邪の数倍の痛さだ)

すべての筋肉を鬼が爪で悪戯の如く引っ掻く。(ナイフで切られたかのように)

僕はその度に悲鳴をあげた。

今、やっとあの苦しみから解放されて、また新しい境地に辿りついた。

僕は【因果応報】を背負う者なのだ。

軽視していたモノから必ず、その報いを受ける。(最近、違うモノからもあったばかりだ)

前から気付いてはいたが、どうやらそう言う事らしい・・・

「僕だけ例外である」なんて事は断じてないのだ。(中にはそんな人もいるが、時間差があったり)

怯えながら暮らそうとは思ない。しかし、何事も軽視しない人間を目指そうと思う。

その為には・・・修行は続く。

ほな。(ほんましんどかった)